とびひ(伝染性膿痂疹)
とびひとは?
「とびひ」の正式な病名は「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」といいます。細菌が皮膚に感染することで発症し、人にうつる病気です。掻きむしった手を介して水ぶくれがあっという間に全身へ広がる様子が、火事の火の粉が飛び火することに似ているため、「とびひ」と呼ばれています。
どんな病気?
とびひには水ぶくれができるもの(水疱性膿痂疹)とかさぶたができるもの(痂皮性膿痂疹)の2種類があります。
とびひの治療
●原因となる細菌を退治するため、抗菌作用のある飲み薬とぬり薬を使います。
●シャワーでよく洗う
原因となる細菌を減らすため、入浴して皮膚を清潔に保つことが大切です。患部はこすらず、石けんをよく泡立て、泡でていねいに洗い、その後はシャワーでよく洗い流しましょう。
●患部を掻いたりいじったりしない
とびひは患部を触った手を介して、体のあちことに広がることがあります。患部に触らないよう必要に応じてガーゼや包帯で患部を保護しましょう。また引っ掻かないよう爪を短めに切るようにしましょう。
maruho製薬 とびひ どんな病気?から一部改変