しみ
まずは「紫外線対策」から
紫外線を浴びると皮膚の中でメラニンという色素が増え、これがいわゆる「しみ」の原因となります。紫外線は波長によってA波、B波、C波に分けられ地上にはA波とB波が届きます。
A波:皮膚の深いところまで届き、色素沈着やシワやたるみなど肌の老化を引き起こす原因となります
B波:皮膚の浅いところで急激に作用して肌が赤くなる炎症を起こし、シミやソバカスの原因となります。
〜日焼け止めを使いましょう〜
日焼け止めのSPFとは紫外線B波を防ぐ効果の目安です。赤くなるまで日焼けを起こすまでの時間を何倍に伸ばすかを示します。ふつうの外出であればSPFは30程度のものを、スポーツのときなどはより数字が高いものを選ぶといいでしょう。PAは紫外線A波を防ぐ効果の目安で、黒くなる日焼け防止の度合いを+・++・+++の3段階で示します。
〜お出かけのときは日傘や帽子を忘れずに〜
なるべく直射日光を浴びないように注意しましょう。地面からの照り返しも忘れてはいけません。
〜春先からの対策が特に重要です〜
紫外線は3月頃から増え始め、6~7月に最も強くなります。また冬場でも常に降り注いでいるので紫外線対策は1年中必要です。
〜曇りや雨の日でも油断してはいけません〜
晴れの日の紫外線を100とすると、雨の日でも20~30、曇りの日では50~80も降り注いでいます。
できてしまった「しみ」への対処法
内服療法
メラニン産生を抑えたり抗酸化作用のあるビタミンCや、トラネキサム酸の内服がしみの治療に効果的と言われています。
ハイドロキノン軟膏
メラニン産生を抑える効果のある塗り薬です。1日1回夜寝る前、気になる部分に外用します。
皮膚のターンオーバー(生まれ変わり)を亢進させることで肌のはりを取り戻したり、メラニン形成をブロックする効果があると言われています。